怒らなくていい
子どもが怒って物を投げたり、誰かを叩いたりしたとき、それを目の当たりにした大人はどう感じるでしょうか。
それはいけないことを教えなくちゃ。
よくないことだから怒らなくちゃ。
怒らなかったら、まわりにいる他の子どもにも示しがつかない。などでしょうか。
そうして、そんなことをしてはダメ、と怒ったとき、
子どもがさらに怒り出すこともあります。
そんなとき、途方にくれてしまいますよね。
実はたいていの子どもは物を投げたり、人を叩くことはいけないことだとわかっている場合が多いんです。
わかっていながら、そうせざるを得ない状況にあるということなんです。
やってしまったことは、どうすることもできません。
なので怒られるとどうしていいかわからなくなるんですよね。
では、大人はどのように関わればいいのでしょうか。
「次にどうしたらいいか」を伝えてみる。
「(投げた物を)拾ってきてくれる?」
「〇〇が嫌だったのかな、次からは〇〇が嫌だったって教えてくれる?」
「優しくおいてくれたら嬉しいな」
などなど。
怒らなくてもいいことを知ってもらえたらな、と思います。
公認心理師/臨床発達心理士
-----------------------
親子スペース むう
誰もがホッとできる場所で、自分らしく生きる力を育む
大阪市住吉区の児童発達支援/保育所等訪問支援
見学やご相談など、お気軽にご連絡ください