できるのに「やって」「できない」と言われたら
靴や靴下をひとりで履けるようになったのに、「やって」「できない」と言ってやろうとしないことがあります。
着替えや食事の場面でも見られます。
自分でできるでしょ、自分でやって、など返すかもしれません。
それには、できるようになったのに、手伝ったことでまたやらなくなるかも、、と言う不安だったり、
自分でやらさなくては、幼稚園や学校など外で困るんじゃないか、といった不安が背景にあるからなのかもですね。
おうちで手伝ったからといって、外でやらなくなるかというと、実はそんなことはないんです。
お母さんに、「やって」とか、「できない」っていうのは本当にできないのではなく、
「今は、やるだけの気力やパワーがない」という感じでしょうか。
手伝うことで、気持ちを受け止めてもらえた、わかってもらってる、と感じて次へ向かうパワーになるのだと思います。
新学期は特に、外で緊張やがんばりを経験してくるので、おうちでは甘えたりホッとしたりしたいときでもありますよね。
「やって」「できない」と子どもたちが言ってきた時は、安心して手伝ってみてください。
全部を手伝うのに抵抗がある場合は、「どこ手伝おうか」と部分を提案してみてくださるとよいのではと思います。
公認心理師/臨床発達心理士
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