氷山の一角モデル パート②
氷山の一角に見える子どもの叩く、物を投げるなどの行動に関わるのではなく、
水面下にある行動の背景に関わっていく方法について前回お話しました。
今回は、氷山の一角モデルのもう一つの使い方についてお話しようと思います。
今回の氷山の一角は
「子どもたちから見た状況」で
水面下は「なぜそうなったのか、次どうなるのか」について、説明する方法です。
例えば、氷山の一角が「毎週楽しみにしているTV番組がない」
水面下は「今日は特番があってお休みです。次◯月◯日にあります」だったり、
今年の夏経験された方は多いのかなと思いますが、
氷山の一角が「晴れているのにプールに入れない」
水面下が「熱中症アラートが出て危険です。熱中症アラートが出ていない時に入れます」などです。
また、氷山の一角が「歯医者に行く」だと、
水面下は「虫歯菌が歯に悪さをしています。虫歯菌をやっつけてもらいます。やっつけたらおしまいです」となります。
水面下には「次、いつあるか、できるか」や
「いつ終わるか」など見通しが持てることを入れるのが大切です。
文字が使えないときは簡単なイラストでも大丈夫です。
このやり方は子どもたちが困っている、困りそうなときにやってみてもらえたらと思います。
公認心理師/臨床発達心理士
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