気持ちを聞いてもらう経験 パート②

叩く、物を投げる、走り回る、暴言を吐く、などの子どもたちの行動について、

氷山の一角モデルで考える、というのをお勧めしています。

氷山の一角にある行動の水面下には、不安や緊張、ドキドキするといった、

行動からは一見想像しにくい感情が隠れている、という捉え方です。

氷山の一角に対して、

叩いたらダメ、投げてはいけません、と注意するのではなく、

どうしたの、緊張してるのかな?大丈夫だよ、と水面下の気持ちに関わっていきます。

子どもたちは自分の感情に対して、

明確に把握していなかったり、

うまく表現できないために行動に現れやすいのかもしれません。

その感情に関わってもらうことで、

あ、これって不安っていう気持ちなんだ、と気づきにつながると

氷山の一角の行動が自ずと減っていくと考えられます。

そんな中、保護者の方から、

緊張した時、こんな風に行動しちゃうよね、そういう時にどうしたら気持ちが落ち着くかな?

とお子さんに聞いて、対処法を話し合ったお話を伺いました。

行動に対しての対処法を知っておくことも大事ですが、

事前にお子さんの話を聞いて対処法を考えるのって素敵だなあと思いました。

そうやって気持ちを聞いてもらえた経験は、

気持ちを伝えてみよう、お話を聞いてみように繋がっていくのではないでしょうか。

公認心理師/臨床発達心理士

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