衝動性
子どもの行動の背景には、
感覚にプラス、衝動性というのが大きく影響していることがあります。
大人側の言い分でいくと、
何回言っても同じことをやる、
わかったと言ったのにまたやってる、
それを注意するとやってない!と言ったり、開き直ったりする、
という「なんで?!」という感じでしょうか。
衝動性は、見たら考えるより先に手が出る、
思いついたら即動く、
耳に入ると即反応する、など、
落ち着いて考えたらわかっていることも抑えられない、というものです。
なのでこれは行動力という利点でもあるのですが、
子どもの頃はわかっているのにまたやっちゃった、と
自信をなくすことも多いかもしれません。
本人にとっては困りごとでもあるわけです。
やった後に怒ったり注意する、
というのも効果的でないことも多いのです。
子ども側からすると怒られてばっかり、という経験となり、
怒られないようにするために、
つまり自分の心身を守るために、
言い訳をしたり、嘘をついたり、逆ギレするしかなくなってしまう、、、。
怒ることは、
大人側はそれに対して腹が立ってしまうという悪循環になりやすいです。
なので、まずは、衝動性、ということがある、
そして衝動性によって本人も止められなくて困っている、
ということを知ってもらえたらな、と思います。
公認心理師/臨床発達心理士
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