衝動性②
前回お話した衝動性について、
では、どのように関わったらいいか、ということを考えてみたいと思います。
前にもお伝えしたように、
例えば触ってはいけないものを触ったとき、
本人も触ったらいけないこと、と頭でわかっているので、
触ってしまった後、
なんで触ったん、ダメでしょ、と叱るのでは
思うような効果は得られないことが多いです。
なので、考えられる対応について三点あげてみますね。
・環境を整える
例えば触って欲しくないものは見えないようにする。
視界に入らないようにする。
目に入らなければ刺激にはならないので衝動的な行動には繋がらない。
同じように他の場合も環境調整をする。
・事前に止める
大人が止めて、
やらなかったね、を重ねて自信にする。
ただ、これはタイミングが難しいので、できるときに、で大丈夫です。
・自分を知る
わかってるんだけどやっちゃったんだよね、
と悪気はないけど
自分にはそういうところがあると知っていく。
知ることで工夫が生まれる。
関わる側が対応を変えることで
いつもの、やっちゃった、叱る、でない関係が生まれるのではと考えます。
公認心理師/臨床発達心理士
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