口から出てくることば

人は耳にしたことばの影響を結構受けることが多いなあと感じることがあります。

大人だったら誰かに言われたことで落ち込む、

子どもだったら刺激的なことばを耳にして自分も使ってみる、など。

保護者の方から、また、支援者の方から

子どもたちが発する、いわゆる暴言、というものについて相談がよくあるように感じます。

今はYouTubeとかゲームの影響も大きいのかなと

保護者の方のやりにくさも十二分に想像されます。

その影響で誰かが口にしたことばを耳にする、という場面もさけられないこともありそうです。

だいたいは子どもたちの場合、

大人が知るそのことばの意味通りに使っている訳ではないと思います。

大人の反応を確かめたい感じの時は、

反応しない、応じない、という対応も良いかもしれません。

〇〇が嫌だったのかな、と底にある気持ちの代弁が有効なときもありそうです。

少し大きくなれば、その伝え方だと何が言いたいのか伝わらないことを知らせる、というのもやってみる価値はありそうです。

口から出てくることばが、

必ずしもその時の気持ちや状況を示している訳ではないことを知ってもらい、

表面に表れている、口から出たことばをそのまま受けて返すのではなく、

状況やその背景に目を向けて、そんなこと言っちゃダメ、とは違う返し方をしてみてもらえたらと思います。

公認心理師/臨床発達心理士

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親子スペース むう

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