仲良くなることから

ある園で園長先生からこんなエピソードを伺ったことがあります。

新しく入ってこられたお子さんに対して、

「こちらのお話を聞いてもらおうと思ったら、まず仲良くなろうと思って、その子の好きな虫探しを一緒にすることから始めました」

虫探しを通していろいろお話するようになり、仲良くなれたとのお話です。

仲良くなったことで、気持ちが落ち着かない時、どこで過ごすかを話し合うこともできているようでした。

大人は子どもたちが「言うことを聞いてくれない」

と感じることが多いのかもしれません。

言うことを聞かそうとすればするほど反発にあったりして、

どうしたらいいのやら、途方に暮れてしまう。

そんなとき、園長先生のエピソードから

「話を聞いてもらおうと思ったらまず、話を聞くこと!」

と、発想を変えてみることできたら、違うやり方にトライできるのかもしれません。

まず、話を聞く。

話を聞くイメージが難しければまず仲良くなる。

仲良くなるには、その子の好きなもの、興味のあるものに注目することから始めるとよいのでは。

これは、子どもたちと関わる大人が知っておいたら、イライラしたり怒ったりすることなく、子どもたちからは反発されず関われるお得なやり方ではないでしょうか。

公認心理師/臨床発達心理士

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