約束

日常の中で、子どもたちとの間で、

約束だよ!わかった!

というやりとりがあるのではないでしょうか。

「やくそく」という音声言語では

言う大人と聞く子どもとで共有していますが、

意味的には共有されていない場合が意外と多くあるのではと思います。

子どもたちは、言葉の意味を

最初は体験的に獲得していくのかなと思います。

「やくそく」と言う言葉に関しては、

約束だよ、と言われたら

「うん!」と答えればやりたいことや欲しいものが叶う言葉、

として経験しているのかなと思います。

守れなくても、約束したでしょ!と言われるかもしれませんが、

その後の生活にはなんら変わりがない言葉。

一方の大人の方は、

辞書的、社会的意味としての約束、

というふうに捉えています。

約束だよ!と言った手前、

子どもたちに守らせなければ!

という気持ちにさせられる言葉になってしまうのではないでしょうか。

大人自身が自ら発した「約束」という言葉に縛られて、

身動きがとれなくなってしまう、、、。

なので、子どもたちとの間ではできるだけ、

「約束」はしないことをお勧めします。

やって欲しいことをやってもらってから叶える、

叶えたあとでお願いする、

何回ならいつなら叶えられると伝える、

残念だけどそれには応えられないと断る、

など、「約束」ではないやり方を試してみてもらえたらと思います。

公認心理師/臨床発達心理士

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親子スペース むう

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