表現の仕方はいろいろ
表現の方法について、
人は言語に頼るところが大きいのかな、
と感じています。
子どもたちの健診場面でも
ことばは出ていますか?
何語出ていますか?
などと質問されて、
不安に感じることもあるのではないでしょうか。
実は言語には
表出言語と理解言語があって、
話さないから分かり合えない、
ということではないと考えます。
子どもたちに声をかけるとき、
ごめんなさいは?
と謝ることばや、
ありがとうは?
と感謝を促す場面もよく目にします。
その時の子どもたちの様子を見ていると、
表情から充分悔やんでいたり、
喜んでいる気持ちが
伝わってきたりします。
ことばだけでなく、
表情や態度から
伝わることも多いのではないでしょうか。
ことばで表現する子もいれば、
寡黙な子もいます。
世間では、
うたやダンス、
絵や製作物など
人は様々な方法で
自分の気持ちや考えを表現していますよね。
表現の方法はことばだけではなく、
実は多岐にわたっている、
という視点で
子どもたちと向き合ってみてもらえたら、と思います。
ことばだけにとらわれず、
言わないから伝わらない、と
一面だけで判断するのではなく、
お互いのいろいろな表現から
お互いが理解し合えたらいいなあと思います。
公認心理師/臨床発達心理士
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