ちょっと待ってね

大人が日常的によく使う言葉のひとつに、

ちょっと待ってね、

があるのかな、と思います。

この、ちょっと待ってね、は、

あとがないことが多いように思います。

待っている間に

子どもたちの気持ちが

他に逸れてしまって、

それ以上言ってこないからもういいのかな?

と大人は判断する、

といった感じでしょうか。

日常的にこのような経験を重ねると、

子どもたちには、

ちょっと待ってね、は、

やってもらえないことば、

として認識されることがあります。

そうすると、

ちょっと待ってね、

と言われるだけで

怒り出したり、

何がなんでもやって欲しくなったり。

大人側は、

待ってね、って言ってるのに

なんで怒るの、と戸惑う、、

ということになるかもしれません。

前にお話した、

約束、ということば同様に

大人が持つ意味と

子どもが捉える意味とに

ズレが起きやすいことばなのかな、と思っています。

「ちょっと待ってね」と言って

子どもが忘れていても、

「待っていてくれてありがとう」

と声をかけて実行する、

または

「ちょっと」を

「ここにあるお皿を洗い終わるまで」

「トイレに行ってくるからその後」など

どのくらい待ったらいいか、

具体的に伝える、

などをやってみてもらえたら、と思います。

公認心理師/臨床発達心理士

-----------------------

親子スペース むう

誰もがホッとできる場所で、自分らしく生きる力を育む
大阪市住吉区の児童発達支援/保育所等訪問支援

見学やご相談など、お気軽にご連絡ください

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA