「いや」の背景を考えてみる
9月も半ば。
運動会の練習真っ只中のところも多いのではないでしょうか。
運動会の練習が始まったことで
いつもとリズムが変わる、
いつもやっている活動ができない、
いつもと違うことが多い、、
などから過ごしにくい子どもさんもおられるかもしれません。
運動会の練習を「いや」と言ったりやりたがらないとき、その背景に目を向けてみたいと思います。
大人はつい、「いや」の言葉通りに受け取って練習が嫌なのかなと思いがちですが、
実は「いや」の背景には、
「やり方がわからない」「わからなくて不安」
「いつまでやるのか、いつ終わるのか見通しが立たない」
「うまくできなかったらどうしよう」
「間違ったらどうしよう」などなど、
さまざまな気持ちや考えがあるのではと思います。
また、記憶力のよい子は一度覚えたら忘れないので
繰り返し練習の意味がわからなくて嫌がることもあるようです。
見ることで、見通しが持てたり、何をするのかを理解して安心できたりするので、
はじめは「見てみようか」から始めたり、
いつ終わるのか見通しを伝えたり、
繰り返し練習は参加不参加を自分で選べたりすると負担が軽減するかもしれません。
運動会前のこの時期、無理なく過ごせるといいなと思います。
公認心理師/臨床発達心理士
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