言動の背景を探る

移動した時に、

荷物の確認をされてとっさに見当たらないと、

理由をつけて〇〇だからここにはない、

と応えることがよくあります、

というお話を伺いました。

大人からすると、

その場を取り繕って

場当たり的なことを言っているように感じるのかな、と思います。

実際は荷物はそこにあったりするようです。

また、予期しないところで転んだときに、

〇〇が当たったからだ!と

当たってもいないのに誰かのせいにするときには、

なんと声をかけたらいいのか困る、

というお話を伺いました。

子ども同士だと

せいにされたとトラブルに繋がらないかな、

というご心配でした。

どちらも、

言動をそのまま表面的に受け取るのではなく、

なぜ、そうなったのか、

背景を探ることで

声の掛け方も違ってくるのかな、と思います。

ひとつ目の方は

ワーキングメモリと言われている、

ちょっと覚えておく、

という力に関係するのかなと思います。

ちょっと覚えとく、が難しくて

忘れちゃうことが続くと、

焦ったり、自信をなくしやすいのかなと想像します。

なのでそれを補うためだったり、

怒られないようにと考えて

理由づけが習慣化するのかもしれません。

二つ目は、

思いがけないことが起きて

びっくりしている感じでしょうか。

失敗したくない気持ちがあって転んでしまった、

と感じているのかもしれません。

どちらの場合も

忘れたり、転んだりすることは、あっても大丈夫

と安心できるといいのかなと思います。

公認心理師/臨床発達心理士

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親子スペース むう

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