環境にフォーカスする

保護者の方から、

ルールの理解が難しそうと言われた、

つば吐きやかんしゃくがあると言われた、

など所属先で言われたために、

何とかしなくちゃと思っているお話を伺うことがあります。

ルールの理解が難しかった、つば吐きやかんしゃく、というのは、

表に現れているだけの子どものその時の状態にフォーカスした捉え方なのかな、と思います。

こんな時はそれをそのまま飲み込むのではなく、

伝え方はどうだったのか?

伝えたときの環境はどうだったのか?

やりたい活動だったのか?など、

環境にフォーカスしてみたいものです。

伝え方がその子に合っていなかった、

伝えたときまわりが騒がしくて集中しにくかった、

あまり気乗りしない活動だった、

聞く体勢が整っていなかった

などの背景があるかもしれません。

環境にフォーカスすることによって、

伝え方を視覚提示を加えるなど変えてみる、

静かな環境で注意を向けてもらってから伝える、

やりたい活動を確認した上でルールを伝えてみる、など

いろんな対応を試してみることができるのではないでしょうか。

かんしゃくやつば吐きはどんな場面で見られたのか?

やりたい活動だったのか、

伝えたいことを聞いてもらえる環境にあったのか、

こちらも環境にフォーカスしてみると違う景色が見えてきそうですよね。

表に現れた子どもの反応だけで決めるのではなく、

環境にフォーカスして

いろんな角度でアプローチするやり方を知ってもらえたらな、と思います。

公認心理師/臨床発達心理士

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親子スペース むう

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