誰のためか②

先回、子どもたちに何かをして欲しかったり、聞いて欲しい時に、

それが誰のためか、という視点で考えてみる、というお話をしました。

では、それが子どもたち自身のためであったとしても、

実際場面でどんなふうに実行に繋げたらいいでしょうか。

物理的報酬や交換条件を使わないとしたら、どんなやり方があるのでしょうか。

例えば、行けばきっと子どもたちが楽しめる場所に連れて行きたいけれど、

子ども本人は行かない、と言っている時。

・お母さんの気持ちとして伝えてみる。

行けば〇〇くんがきっと楽しいと思うから行けたらいいなあとお母さんは思っているんだけど。など。

・経験を伝える。

前にも行きたくないって言ってた〇〇、行ってみたら楽しかったことあるよね。

・とりあえずのチャレンジを伝える。

一回行ってみてやっぱりいいってなったら帰ろう。

とりあえず、投げかけてしばらく待つ。

本人の決定を尊重する。

そんな感じでしょうか。

例えば、勉強や運動をがんばってほしい時。

・先駆けて、昨日がんばってたよね、毎日練習してるよね、と経過に声をかける。

他にもやり方はいろいろあるかと思います。

とりあえずやってみて、うまくいったやり方を採用してもらえたらな、と思います。

公認心理師/臨床発達心理士

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親子スペース むう

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