かくれんぼに学ぶ
子どもたちとかくれんぼをしていると、いつもおもしろいなーと思います。
最初は目をかくすだけでかくれたつもりから、顔だけかくれてからだや手足は丸見え、
そして全身見えないように、動かない、息を潜める、、などと、かくれ方はどんどん進化していきます。
最初の頃はかくれきることができずに、見つけられる前にでてきたりもしますよね。
かくれきる力もまた徐々に育っていくんですね。
こんな風にひとつのことも、最初から完璧な訳ではなく、経験しながら少しずつ重ねていくものなんですよね。
就学して直面するひとつにひらがな練習があります。
1年生の間から完璧を目指してお直しいっぱいだと、子どもたちのやる気も失せてしまうのではないでしょうか。
かくれんぼと同じ。最初は読めたり、書いてみたことでじゅうぶんだと思うのです。
ハネやトメやはらい、書き順など、はじめから完璧をめざさなくてもいいんです。
まずは文字に興味を持つ、
読めたら嬉しい!
がんばって書いてみた!
そこに注目していけたら、気持ちが前に向いてまた、チャレンジしよう!と思えて経験を重ねていけるのではと思います。
気持ちが焦ったときは、かくれんぼを思い出して、今は進化の途中と思ってみてくださると嬉しいです。
公認心理師/臨床発達心理士
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